梅雨の長さ unusual weather 2003 7 22

 なかなか、梅雨が明けないですね。
今日は、あまりに涼しいので、長袖を探しました。
涼しい日が続いて、電力危機は回避される。
涼しくて、快適な気候だ。
夏バテをしなくて済む。
夜も快適に寝られる。
このように、サラリーマンは思っているかもしれない。
しかし、このように気楽に考えているのは、サラリーマンだけです。
サラリーマンは、会社で過ごす時間が長いので、どうしても視野が狭くなる。
 これだけ、気温が低い日が続いて、日照時間が短い日が続いていれば、
農家の人は、毎日が不安の日々となる。
日本人の主食である「米」は、昼間は、猛烈に暑くて、夜は冷える。
こういう気候が、望ましい。
 このまま、気温が低く、日照時間が短い日が続けば、
米に、深刻な影響がでる。不作になる可能性がある。
さらに、梅雨が明けても、台風が頻繁に上陸すれば、
ダメージは、大きくなる。
電力危機に続いて、主食の米の危機。
 もちろん、梅雨が長引かず、まもなく明ければ、問題ない。
しかし、この異常気象が、日本だけで済めばいいが、
近隣諸国も異常気象となると、
実りの秋ではなく、危機の秋となる。
 日本は、強い円で、世界各国から、食糧を集められる。
円高は困るという人が多いが、
いつか、円が強いことに感謝する日が来ます。
 問題は、外国から食糧を買う経済力がない国です。
こういう国は、実りの秋ではなく、危機の秋となる。
 また、中国は経済力があるから、
不作となっても、外国から、食糧を買うことができる。
しかし、これは、食糧の国際相場には、不安定要因になる。
中国が、大きな食糧輸入国になった場合、
世界は、食糧危機を迎える。
また、中国が大きな石油輸入国になった場合も、同じことになる。
日本のように強い経済力で、世界各地から、食糧を調達できる国は、少ない。
多くの国は、食糧の確保に困難を感じるはずです。
 食糧に飢えた国が、どうなるか。
これは、歴史を見れば、わかることです。
テロと同じくらい、恐ろしい結果となる。